仏像を巡る

営業OLが行く仏像巡り

#2 世田谷・淨眞寺の五劫思惟阿弥陀仏

2月になりましたね。

前投稿のアフロ仏こと、五劫思惟阿弥陀仏巡りの旅、第2弾・東京、世田谷の淨眞寺に行ってまいりました。

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淨眞寺は大井町線九品仏駅から徒歩5分ほどの場所に位置する浄土宗のお寺。

五劫思惟阿弥陀仏は本堂入って左側に安置されています。

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高さ約120cmの木造の本像は金戒光明寺のものよりアフロが控えめで、印相が阿弥陀定印をしているところが特徴的。

制作年は1698年から1708年までの間と推測されているそう。

淨眞寺は、五劫思惟阿弥陀仏も有名ですが、何より駅名にも表れている通り、9躰の青瑠璃螺髪阿弥陀さまが安置されているのです。

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上品、中品、下品、というと阿弥陀さまの代表的な印相を指しますよね。

上品が親指と人差し指、中品は親指と中指、下品が親指と薬指で輪っかを作る手の形を指しています。

さらに、上生は膝の上に、中生は両手を胸の前に、下生は右手が胸に、左手は膝に位置することを表します。

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なので、これは下品下生印。

仏像はこういう楽しみ方もあるのですよ!

 

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上にある通り、現在「平成九品佛大修繕」の真っ只中で、修繕中の中品下生仏さまはこの通り。

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ちーん。

9躰総て修繕が完成するのは2034年予定とのこと。長い道のりですな…。

 

せっかくなので、写経を行い、勧進朱印として金の御朱印を頂いてきました。

(写経は私が今は昔JKというブランド片手にブイブイ言わせていた頃、仏教校がために、6年間書いてきたという、実は…な話がありますがそれはまたの機会に。合掌、礼拝。)

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無事帰って来られることを待っていますぞ〜〜。

 

ちなみに淨眞寺の通常御朱印2種はこちら。

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9躰の阿弥陀さまと、五劫思惟さまの押し印がかわいい。❤︎

 

2月はじめのお休みは淨眞寺で。

広く、静かで穏やかな気持ちで2月がはじめられた気がするので今月も仕事に精を出しますw

 

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九品山 唯在念佛院
淨眞寺
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7丁目41-3
東急大井町線 九品仏駅下車徒歩約5分
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